【人間力】加賀屋会長が語る
私が購読している雑誌の
メルマガに
加賀屋さんの会長のインタビューがありましたので
お読みください☆
致知出版社の「人間力メルマガ」
本日は、「日本一の温泉旅館」といわれる加賀屋の
会長・小田禎彦氏のお話をご紹介します。
接客・サービス業の皆さま、必読の記事です。
「サービスの本質は正確さとホスピタリティー」小田禎彦(加賀屋会長)
『致知』2005年2月号
特集「創業の精神」より
(記者:会長が考えるサービスとは、
ズバリどういうことなのでしょうか?)
いまのところ日本でサービスというと、
「お一つサービスしますよ」というように
「無料、タダ」として使われています。
でも、加賀屋のサービスはそうじゃない。
加賀屋では、
「サービスとは、
プロとして訓練された社員が給料をいただいて、
お客様のために正確にお役に立って、
お客様から感激と満足感を引き出すこと」
と定義しています。
私はサービスの本質は、
突き詰めれば2つだと考えています。
1つは正確であること。
例えばモーニングコールの時間を頼まれていたのに、
時間を間違えてしまったとします。
それはサービスの正確さという点においては、
病院が酸素ボンベと炭酸ガスを間違えたり、
肺がん患者と心臓病患者を間違えて
手術室へ入れることと何ら変わりはありません。
サービスで1番大切なのは正確かどうかです。
しかし、正確であればそれでいいのではなく、
やはりホスピタリティー、お客様の立場に立って
思いやる心がなければなりません。
この2つが揃って初めていいサービスができるのです。
(記者:700名もの社員さんがいらっしゃると、
その精神を全員に徹底させることはなかなか難しいですね)
とにかく最初は丸暗記しろって言っているんです。
私はよく「まね、慣れ、己」と言うのですが、
最初は会長に言わされている、
物まねさせられていると思っても、
自分の体験が伴って納得できると、
言葉が生きてきて、最後には
自分オリジナルの言葉になるのです。
私はこの加賀屋のサービスの定義は、
社員だけでなく、出入りするコンパニオンやらパートタイマー、
マッサージ師やショーに出るバンドの人たちにも
しっかり理解してもらおうと思って、
私も機会を見つけてはお話しさせていただいています。
うちが給料を払っているわけじゃないが、
お客様にしてみれば「加賀屋にいるスタッフ」には
違いありませんからね。
ですから、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」
24年間連続総合1位をはじめ、
各方面から高い評価をいただいているのは、
そういった訓練・教育を通し、社員たちが
成長し続けている証ではないかと思っています。
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