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『致知』10月号では、 「なでしこジャパンに見る『運とツキの法則』」

林野宏(クレディセゾン社長)&武田双雲(書道家)

【林野】 運やツキは、例えばサッカーの試合を見ていても

よく分かります。

あんな厳しい場面であんなふうにして点が入るものなのか。

一体全体誰がこれを決めているんだろうか、って

思うことはありませんか。

【武田】 でも偶然ではない気がしますね。

先日のなでしこジャパンのW杯優勝の試合を見ても、

彼女たちが運を引き寄せているとしか思えませんでした。

【林野】 そう。彼女たちが努力して努力して、

最後まで諦めないで戦っていたから、

最後に運が味方をして勝利に繋がったと思うんですね。

相手の油断と、こちらの絶対に諦めないという思いが

シナジーになって、まるでシーソーが傾くように

一気にムードが変わりました。

最後のPK戦になったら、もう完全にツキが

こっちに来ちゃっているから、

向こうは凡ミスを繰り返すわけですよね。

【武田】 誰が見ても心の勝負で日本は勝っていました。

【林野】 ああいうシーンを見て、皆さん、それぞれの立場で

いろいろなことを言うんだけれども、

僕は勝利の女神が最初からシナリオを描いていて、

そのシナリオに基づいてあの試合が行われたなどとは考えません。

【武田】 なでしこの勝利には絶対に「ビジョン」が関係していると

僕は思いました。日本では話題にならなかったけれども、

海外のメディアが澤穂希選手にインタビューをしたんです。

日本語訳がツイッターで流れたのを読んで

僕は涙が止まりませんでした。

感心したのは彼女の思いのすごさです。

こう言っていました。

日本は東日本大震災で被災した人、

生活苦を強いられている人、

生きるのが辛い人がたくさんいる。

その人たちに勇気を与えることだけを考え、

私が頑張って世界一を取れば、

弱い人、苦しんでいる人たちに

光を与えられるかもしれない、と。

和訳ですけれども、その文章があまりに美しいんですよ。

僕は彼女のそういうビジョンがなければ

優勝していなかったと思います。

ただ勝てばいいというのではなくて、

苦しむ人たちに光を当てたいという

素晴らしい志がそこにありました。

じゃないと、あんな奇跡は起きないですよ。

【林野】 そうですね。チームが団結して勝利したと

言っているんだけど、もちろんそれも大きかったでしょう。

しかしあれは澤という一選手が他の選手たちを

自分のビジョンに巻き込んで成し遂げた奇跡だと思います。

【武田】 僕は運とツキが本当に開くには、澤選手のように、

波動がより一つ上のビジョンを描くということが

とても大事だと考えています。

成功している社長さんを見ていると、

単に勝負に強いだけでは何十年も

勝ち続けられないということが分かります。

自分の会社だけが成功すればいいと思っている社長が

成功するわけがない。社会に価値を提供し、

よりよい社会をつくりたいと心から思っている人しか

成功は手にできない気がします。

【林野】 一時的に成功は手にしても永続性はありませんしね。

【武田】 永続性というものは、大きな志がないと

保てないと思うんです。

第一、この荒波の社会を進むためには

志なしにモチベーションは保てない。

ただ勝ちたいというだけでは。

【林野】 私たちも一緒です。世界のクレジットカードを変えてやろう、

より便利な世の中にしようという思いがあったから、

ここまでやってこられたと思っています。

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私達は、サキナで美容業界を変えましょう!!

ジャンル: 日記 — ☆宇宙☆
11:57 PM  コメント (3)