多くの人との出会いの中で長い時間一緒にいる人も
少しの時間しか一緒にいられなかった人も
出逢いは出逢い。
自分が一緒にいて成長出来たと感じる人は本当にかけがえなくて、
その人がそばにいなくても「出逢えて良かった」と思える人が
一人でもいたら自分にとって本当に財産だと思う。
口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう
耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう
目は人のよいところを見るために使おう
手足は人を助けるために使おう
心は人の痛みがわかるために使おう
…………………
腰塚勇人(「命の授業」講演家)
※『致知』2013年3月号 特集「生き方」より
〜感動したメルマガより〜
こんばんは。望月俊孝です。
今日はとっても心洗われるお話を紹介したいと思います。
あまりに感動しているので、
もう100回余り、このお話はしているほどです(^o^)丿
『やすらぎの戦士』『魂の目的』などで著名なセラピスト
ダン・ミルマンが書いた
「ニューヨークに、愛を」
というエッセイです。
【ニューヨークに、愛を】
友人と一緒に、ニューヨークで、タクシーに乗った時の事だ。
降りる時、友人は、タクシーの運転者に、声をかけた。
「どうもありがとう。君は、実に運転が、上手いね。」
運転手は、それを聞くと、一瞬びっくりしていたが、
「お客さん、口がうまいね。からかっちゃ困るぜ。」
と、言った。
「いやいや、そうじゃないよ。
ニューヨークは、車がひしめきあっているし、
無茶苦茶な運転をしている連中が、多いだろう?
そんな中で、君が、驚くほど冷静なんで、感心しているんだ。」
「そうかい」
と、そっけなく言って、運転手は、走り去った。
「今のは、何だったんだい?」
と、私が、聞くと、
「僕は、ニューヨークに、愛を、呼び戻したいんだよ。
こんなにすさんでしまった、ニューヨークを、
よみがえらせる方法は、愛しかないと、信じているんだ」
と、友人は、答えた。
「君 一人の力でかい?」
「僕一人の力じゃないよ。考えてごらんよ。
僕の言葉で、今の運転手は、気分を良くしたと思うんだ。
あのタクシーが、これから20人の客を、乗せるとする。
運転手が、いい気分でいれば、客に、親切をするだろう。
すると、今度は、その20人の客が、
まわりの連中に、また、親切をする。
つまり、連鎖反応を、起こすわけさ。
自分の会社の従業員とか、どこかの店員とか、
レストランのウエイターだとか、
ひょっとすると、普段は、ほとんど気にかけない、
家族にさえも、 やさしくするかもしれないさ。
そうすれば、やがて、1000人以上の人を、巻き込む計算になる。
すごいだろう!?」
「でも、さっきの運転手を、勘定に入れての話だろう?
彼が、親切にして回るという保証はないよ」
「わかっているさ、人、それぞれなんだから。
だけど、もし、僕が、今日、10人の人間に、親切にしたとして、
その中のたった3人だけでも、気分が、よくなってごらん。
これが、まわりまわって、3000人以上に、影響を、及ぼすってわけさ」
私は、それを聞いて、なるほどとは、思ったものの、
「理論的には、そうかもしれないけど、
実際は、そう上手くいくとは、思えないな」と、答えた。
「もし、期待通りにいかなかったとしても、何の損になる?
そもそも、
『いい仕事をしたね』
と、言うのに、全然時間は、かからないよ。
チップを増やすわけでも、減らすわけでもない。
相手に通じなくても、それはそれでいいじゃないか。
また、明日、別の相手に、試してみればいいことさ」
「お前、本気で言ってるのかい?」
「君こそ、素直じゃないよ。
僕らの会社の連中だって、給料が、安いっていうだけで、
ブーブー言っているわけじゃないんだ。
どんなに一生懸命やっても、
何も、言ってもらえないのが、面白くないのさ」
「でも、連中の仕事に対する態度は、いいかげんじゃないか」
「そこなんだよ。みんな心のどこかで、真面目に働こうとサボろうと、
誰も気にかけやしないと、思い込んでいるんだよ。
どうして、誰も、優しい言葉を、かけてあげないんだろう?」
こう話ながら歩いているうちに、工事現場に、さしかかった。
ちょうど、5人の作業員が、昼御飯を食べていた。
友人は、そこで立ち止まると、建設中のビルを見上げながら、
作業員たちに、話しかけた。
「すごいね!素晴しい仕事ぶりだ。
こんな、ものすごいビルを建てるのは、
さぞかし難しいし、危険なんだろうなあ」
作業員達は、この不思議な男を、いぶかし気に見上げた。
だが、友人は、全く気にせず続けた。
「いつ、出来上がる予定なんだい?」
「六月さ」
と、作業員の一人が、しぶしぶ答えた。
「そりゃあ、スゴイね。
君たち、これだけ、いい仕事ができるんだから、
さぞかし鼻が、高いことだろうね」
作業員達は、あっけにとられたままだったが、私達は、また歩き始めた。
「あの作業員達が、僕の言ったことを、かみしめてくれれば、
きっといい気分になると思う。
こうやって、この街全体が、また少し幸せを、取り戻すんだ」
「でも、やっぱり、お前一人の力では、無理だよ」
と、私は、まだ賛成できずにいた。
「肝心なのは、途中で、諦めないことなんだよ。
大都市の人間に、昔のような優しい心を呼び戻すのは、
至難のわざかもしれない。
でも、他の人たちも、この親切キャンペーンに、
参加してくれるようになれば...」
そこまで言うと、彼は、途中で話を止めた。
通りがかりの女に、ウインクをしたのだ。
私は、思わず言った。
「ふーん、どう見ても、見映えのしない女だと、思うがな」
「わかってる。でも、想像してごらんよ。
もし、彼女が、学校の先生だったら、
クラスの生徒達にとって、今日は、最高の一日になるだろうね」
(ダン・ミルマン)
『ニューヨークに愛を』・・・
『日本をがますます笑顔であふれた国になるように』
『世界中の人々がますます笑顔満開になるように』
そろそろ結婚という人の共通点は「ありがとう」をたくさん言っていること。
たとえ理想と違った人と出会ったとしても、会えたことに対する感謝の言葉が出てくる。
ご縁はなくても、何かしら意味があって出会えた相手だと考えて
「私に会ってくれてうれしい」
「こんな気づきを与えてもらった」
という、前向きな気持ちになれる。
そんな人が結婚を引き寄せています。
同じ努力をしていても、プラス思考の人とそうでない人とでは、引き寄せる結果が違ってきます。
たとえば、ちゃんと化粧をしてオシャレをして行ったのに、相手がタイプではなかったというときに
「タイプじゃないけれど、いい人だし出会えてよかった。ご縁はなかったけど、彼に喜んでもらえたなら、きれいにしてきてよかった」と考える人と
「こんな人、全然タイプじゃない。キレイにしてきて損した」と考える人。
最終的に、どちらの結婚が早いかというと、やはり前者のプラス思考の人。
容姿などは関係なく、前者のタイプの女性は、あれよあれよという間に結婚されています。
ものごとをプラスに捉えていると、相手の良い部分を発見するのが得意になってきます。
その結果、結婚したときのメリットや自分に合うか、判断することが早い段階でできるのです。
単純に、感謝の念を持てるような人間性そのものが人を惹きつける、ということでもあるのかも知れませんが、そういう女性は本当に人気があります。
以前セミナーで、参加者の女性のひとりが帰り際に
「このセミナーで前向きになれました。今日は来てよかったです。どうしてもそれをお伝えしたくて」と、お礼を言いに来てくれました。
すると、その様子を見ていた男性が
「あの女性は誰ですか?あの人と話してみたいです」と、私のところに駆け寄ってきました。
その女性は、きれいな顔立ちをされているのですが、ショートカットでちょっとクールな印象があり、あまり男性受けするタイプではありません。
写真だけなら、彼女の魅力は伝わらなかっただろうと思います。
でも、実際の彼女からの、時折出る笑顔から、人の良さがにじみ出ていました。
感謝の気持ちがある人、突きつめていえば「愛」のある人は「この人と一緒にいたい」と思わせるオーラが出ています。
それが結婚を引き寄せる人の共通点です。