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願望実現や成功法則、幸せの追求といったものに関心がある人なら、少なくとも、一度や二度位は、潜在意識について聞いたり読んだりしたことがあると思います。
それほど、潜在意識というものは、願望実現、幸せの追求のためには重要なファクターになっています。
そこでこのページでは、あなたが願望を叶え、成功を手中にし、幸福を得るために必要になるであろう、潜在意識というものについて詳しく解説をしてみようと思います。
潜在意識について詳しく知りたいという方はぜひ、参考にしてみて下さい。
潜在意識とはそもそもなんなのか?

さて、潜在意識という言葉はよく聞くものの、「じゃあ、それっていったいなんなの?」と聞かれてしまうと、結構困ってしまう人が多いのではないでしょうか?
潜在意識ってそもそもなんなんでしょうか?
まずは、そこから説明をしていきましょう。
「潜在意識」という言葉には意識という言葉がついているので、意識の一種ということはすぐに理解ができると思います。
意識には、私たちが意識している部分と意識していない部分があります。
意識できる部分を顕在意識といい、意識していない(または意識できない)部分を潜在意識(無意識)と呼んでいます。
わかりやすく具体的な事例でいうと、 仕事で失敗して、
「しまったなぁ、なんて言い訳しようかな~」と必死で考えているのは顕在意識。
部長に突然呼び出され、いきなり
「こらぁ~鈴木!いったいこれはどういうことなんだ?」
とどなられた瞬間に、
「あ、部長、それは山田がそうしろと言ったので・・・」 と瞬間的に思ってもみない言い訳の言葉を創作したのが潜在意識
(チョット変?)
簡単に言うと、私たちの意識は2重構造になっているということです。
どうですか?
では、この潜在意識の重要性にいち早く着目したのはだれでしょうか?
それはあの有名な心理学者である、「ジクムント・フロイト」です。
心理学のことなんかさっぱりわからない人でも、フロイトの名前くらいは聞いたことがあるでしょう?
さて、その後の研究において、潜在意識は、私たちの普段の行動、思考、意思決定に大きく関与していることがわかってきました。
この研究結果からも、潜在意識に悪い情報が詰まっていると、当然、自分の人生にも大きな悪影響を与えることが理解できますね。
潜在意識はさらに分解できる
さて、潜在意識は、さらに分解できるとしたのが、フロイトに並んで有名なスイスの心理学者であるカール・グスタフ・ユングさんです。
ユングは人間の意識を氷山に例え説明しました。
その説明とは次のようなものです。
普段、私たちが意識している顕在意識は、氷山にたとえれば、海の上に顔を出している部分にしかすぎない。つまり、顕在意識が意識という大きなパイの中に占める割合はほんの一部分にしかすぎない。
そして海中に沈んでいる部分、つまり意識の大部分が無意識によって構成されていると言いました。
さらに、この無意識の部分は、生まれてから現在に至るまでの個人的な経験から構成された個人的無意識と、そのさらに奥深くに広がる集合的無意識とから構成されているとしました。
集合的無意識とは、個人の経験の領域を超えた人類に共通の無意識領域のことを言います。
願望を実現化するためには、この集合的無意識領域の活用が大きな鍵となっています。
このことはまた後で詳しく説明をしていきますのでもうチョットお待ち下さいね。
潜在意識をメジャーな存在にしたのは誰か?

ここまで読んできて潜在意識について、ある程度イメージできたでしょうか?
ではここからは、潜在意識が成功法則や願望実現と強く結び付くようになった原因を私なりにお話をしておきます。
潜在意識というものがここまでメジャーになったきっかけは、おそらくマーフィー博士の存在が大きいと思います。
あなたはマーフィー博士という名前を聞いたことがありますか?
おそらく答えはイエスでしょうね。それほど成功法則や願望実現といった分野において、マーフィー博士の名前はとても有名です。
マーフィーは本名を「ジョセフ・マーフィー」といい、牧師さんとして活躍されていたようです。
マーフィーさんの理論理屈を世に大きく広めたのは、彼の著書の功績が大きいですね。
特に「眠りながら成功する」というタイトルの著書は、ベストセラーにもなり、多くの人に潜在意識という言葉を認知させ、影響を与えた本だと思います。
また、現在出版されている多くの自己啓発書や成功法則本関係は、直接的または間接的に彼の影響を少なからず受けていると思われます。
マーフィーさんの理屈
では、マーフィーさんが潜在意識と願望実現をどう結び付けたかというと、それはつぎのような理論です。
「潜在意識に自分の願望を刻みこめばそれは叶う」
端的に言えばこのようなことです。
例えば次のような表現があります。
「自分が手にしたいものがあった場合、それらはすでに自分のものになったとイメージしなさい。そうすればそれは必ずあなたのものとなります」
というものです。
このノウハウの有効性を示す逸話として、マーフィーさんは、次のような話をあげています。
ある日女性がクリスマスイブの朝に高級ブランドショップで高価な旅行かばんを見つけました。
そして、彼女はその鞄をとても気に入りました。
そこで彼女はマーフィー理論に従い次のように思いました。
「あの鞄を私の物として受け入れましょう。そうすれば、後は潜在意識が取り計らってくれるでしょう」
そうするとどうでしょう。
その日の夜に、彼氏がその鞄をプレゼントとしてくれたというのです。
このような事例がマーフィーさんの著書には多く記述されています。
マーフィーさんの話が本当なら、「潜在意識万歳!!」って感じですよね。
そして、こんなすごいことを発見したというか、提唱したマーフィーさんは「偉い!」って思いませんか?
だって、普通は必死になって働いたり、貯金を一生懸命したり、苦渋の決断をして長期のローンを組まなければ高価なものは手に入らないでしょう?
だけど、マーフィーさんの理屈なら「この鞄はすでに私の物です」と潜在意識に刻み込み、自分がその鞄を持っている姿をイメージすればその鞄が手に入るんですよ。
これってすごい理屈ですよね。
私なんかこの潜在意識のノウハウを始めて知ったとき、努力なしで、病気を完治させ、借金をゼロにし、高級外車に乗って、豪邸を持つことができるって本気で思いましたよ。
そして、「なんてすごいことを発見してくれたんだろう。マーフィーさん、あなたには足を向けて寝ることはできないよ。潜在意識万歳!!」って本気で感動してましたから。
しかし、実際はね・・・。
お手軽さが受けてマーフィー理論は急拡大
だけど・・・
このようにマーフィーが唱える理論は、あたかも努力や根性といったものは不必要であるかの如く読み取れてしまいます。
この手軽さが受けて、マーフィーが提唱する潜在意識を使った願望実現法・成功法則は急速に拡大し、多くの人が潜在意識について知ることとなりました。
ではマーフィー理論は本当なのでしょうか?
願望や夢を叶えたり、成功を手にするためには、潜在意識に願望を刻み込むと効果的であることは本当です。
しかし、それだけでは願望が叶ったり、成功を手にすることはできないはずです。
世の中には、努力と行動が伴わなければ叶わない願望と、努力と行動なしでも叶う願望とがあります。
しかし、マーフィーはこのことには触れていません。
たとえばあなたが1年以内に1,000万円必要だとしましょう。
そこでマーフィー理論を使って、「私はすでに1,000万円を手に入れた」という言葉を潜在意識に刻み込み、1,000万円を手にしているところをイメージングしたとします。
そして、家から一歩も出なかったとしましょう。
収入を得る行動も努力も何もしませんでした。
さぁ、果して1000万円があなたの手に入るでしょうか?
いきなり知らない人があなたの家に押しかけてきて、「1000万円もらってください」ってなるでしょうか?
母親から、 「実はお前にはもう一人父親がいるんだ。その人は●▲財閥の会長で、もう先が長くない、だから、不憫をかけたお前に1億円の遺産を渡したい」 なんて言ってくるでしょうか?
常識的にはありえないですよね!?
普通に考えれば宝くじを買う、会社を興す、株式投資を始めるなどの、1,000万円を手にするための具体的な行動を起こし。努力をしなければ、お金が入ってくるということは考えにくいと思います。
行動と努力をしなくても叶う願望はあるでしょうけど、多くの場合、行動と努力の後に果実が得られます。 そうじゃなかったら人生ってつまらないものになってしまいますよね?
そう思いませんか?
潜在意識の活用+行動+努力=願望の実現
この公式を忘れないことですよ。
潜在意識を活用することで何故願望が叶い易くなるのか?

潜在意識についての説明もいよいよ最後となります。
多くの成功法則本や、願望達成ノウハウを書いた本では、潜在意識の活用を説きます。しかし潜在意識を活用すれば「何故願望が叶うのか?」ということについてはあまり書かれては居ません。
ここでは、潜在意識を活用することで、何故、願望が叶うのかということについてお話をしようと思います。
まず、一つ目の理由は、
あなたの潜在意識の中にある信念が、あなたの夢や願望を叶えるために必要なものに変化をし、夢や願望を叶えるために必要な考え方や行動を、無意識的にとれるようになるから
このことによって、今まで見逃していたような情報もキャッチするようになりますし、物事の見方や捉え方も、建設的に変わってきます。また対人関係においても、積極性が増したり、好感をもたれる人柄に変わっていったりします。
こういったことが引き金になり、以前の自分では考えられなかったような、まさしく、ラッキーとしか思えないような出来事がおこったり、大きなチャンスが転がり込んできたりします。
ここでお話をした、ラッキーな出来事や、大きなチャンスというのは、実は、普段から、あなたのまわりにあったモノなのですが、以前の、あなたのレベルでは、見たり、感じたりすることができなかったわけです。また、受け取る器ではなかったということです。
では、次に二つ目の理由です。
集合的無意識の力を借り、偶然の一致【シンクロニシティ】が引き起こされるから
「集合的無意識」と、「シンクロニシティ」という二つの言葉について説明をしておきます。
集合的無意識というのは、潜在意識の更に下にあり、個人の経験的な枠を超えた、全ての人間に共通の無意識領域のことを言います。
潜在意識に願望が刻まれると、潜在意識からさらにその下にある集合的無意識にその願望の波動が届けられます。 このことによって引き起こされる現象の一つが、「共時性」、一般的には、「シンクロニシティ」と呼ばれているものです。
「シンクロニシティ」とは、意味のある偶然の一致とも言われています。
例えば、「あなたが、友人のことを考えていたら、携帯電話が鳴った。電話に出てみると、今考えていた友人からだった」ということはないでしょうか?
私はこのシンクロニシティをよく経験します。
ある問題に直面していて、「今週中に、これをなんとか解決しなくては」と思っているようなとき、本屋に行けばそれについて詳しく書かれてある本が目に飛び込んできたり、テレビを見ていたら、それに関する話題の放送をしていて、あっというまに問題が解決してしまうようなことが、多々あります。
ここで、二つ目の理由をまとめると、あなたの夢や願望が潜在意識に届き、潜在意識が、あなたの願望を叶えるために、集合的無意識にアクセスします。
そして今度は、集合的無意識が、あなたが必要とする情報や、人、物、条件などを、タイミングよくあなたに提供(シンクロニシティ)がおきます。 このような働きで、あなたの夢や願望を実現してしまうわけです。
以前、ある旅行代理店の社長さんが、「会社を運営していて、もうだめだと思ったことは何回もある。しかし、そこで、くじけずに信念を持って頑張っていると、天から、助けが降ってくる。本当に「不思議としか言いようがない偶然」がおきて、私は助けられた」とおしゃっているのを読んだ記憶があります。
私は、これを読んだとき、天から降ってくる助けの正体の一つは、集合的無意識を通じて起こる、シンクロニシティの力だなと思いました(他にもありますが)。
せっぱつまったとき、一歩も後には引かない、ぜったいに、この状況をクリアしてみせるという強い気持ちを持っていると、この社長が言ったような出来事がおこります。それは、現状の打開という目的に向かって、意識がビームのように集中しているため、潜在意識が動き出すからです。
潜在意識を活用できるようになると、この社長の身に起きたようなことが、頻繁に起こってくるようになります。ということは、意図的に、潜在意識の力を使うことが出来るようになれば、自分の夢や願望を叶える大きな助けになるというわけです。
いかがでしたか?
潜在意識を活用すると、なぜ、願望が叶ったり、成功できたりするのかがわかったでしょうか?
最後に このページを読まれたあなたに一つ気をつけてもらいたいことがあります。 それは、願望の実現や成功を得るためには、基本的に自分の行動力と努力がベースになっていなければならないということです。
このベースの上に潜在意識の活用が加われば、あなたが望む物は、比較的早くあなたの手に入ることでしょう。
しかし、これが努力や行動といったものが面倒くさいから潜在意識に働きかけて楽をして、自分が望む物を手にしようとていたら、おそらくいつまでたっても自分が望む物を手にすることは難しいでしょう。
このことをよく頭に入れておくことです。
成功法則オタク、願望実現オタクの人達がいつまでたっても状況が変化しない(悪くなっていく人はいる)のは行動と努力が伴わず、潜在意識活用等の、スピリチュアルっぽいノウハウに傾倒しすぎるからです。
それでは長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。

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8:08 PM