同じ心理学の講座の卒業生のブログ
ビジネス心理コンサルティングの林恭弘です。 心理学者エイブラハム・マズローは人間の心理的成長にとって欠かすことのできない要素として、『自尊心』を挙げています。 人間は自尊心を得てはじめて、自己を肯定し心もイキイキするものです。 自尊心を得て、そこでさらに「自分を高め、能力を発揮し、人としてもっと成長したい」と考えるものです。 例えば、専業主婦のケースで考えてみましょう。 専業主婦は家事や育児をしても、その対価として金銭的報酬を得るわけではありません。 もちろん、ご主人の勤め先が優良企業であったり、子どもが有名校に合格したことで優越感を得る人もいるでしょう。 では金銭的報酬がないにも関わらず、料理のレパートリーを広げたり、ガーデニングで家を演出したり、育児に幸せを感じる人がいる理由はやはり、『自尊心』が高まるからにほかなりません。 ・新しい料理のレパートリーを披露したてきの夫や子どもの笑顔を見たとき。 ・ガーデニングで庭を飾り、家族の心を明るくしているとき。 ・子どもが反抗しながらも無事に成長している姿を、ある日胸がジーンとするような気持ちで見たとき。 そのとき、「自分は家族を幸せにできているのだな」という喜びを感じているわけです。 それが『自尊心』です。 そして、『自尊心』があればこそ、「もっと人を喜ばしたい」、「もっと人を幸せにしたい」、そのためにも「もっとレベルアップ(成長)したい」と人の心は高みを目指すようになります。 このことを心理学者エイブラハム・マズローは『成長エンジン(欲求)』と命名しました。 一方で、優越感を得るために(勝ち組を目指し、地位や収入にこだわり、人の評価を常に意識しストレスをためながらも前進せねばならないというモチベーション)を「欠乏エンジン(欲求)と」命名しました。 さて、このことはビジネスにおける私達の心理と全く同じことなのだと読者は感じているはずです。 ところで、仏教で言うことろの、人間が幸せを感じることとは �人に愛されること さて、あなたは『働くということ』にどのような基準を持ちますか? 『優越感』に浸ることでしょうか? 『自尊心』を感じることでしょうか? それは、あなたの自由でもあります。 ビジネス心理コンサルティング
働く動機「何のために働くのか」� 自尊心と『成長エンジン』
そこでは、前回のブログで触れた『優越感』を得ることはないわけです。
しかし、家事や育児をして優越感を得るわけではありません。
「自分は家族を幸せにできる大切な存在なのだ。自分は必要な尊い存在なのだ」という意識が訪れます。
�人にほめられること
�人の役に立つこと
�人に必要とされること
だそうです。
林 恭弘
コメントはまだありません。